2020年(令和2)年末にあたって・コロナ禍に思うこと

はじめに

今年(2020年)は庚子(かのえ ね)、そして私は年男でした。
還暦からさらに一回りしたことになります。

私は、2020年末現在、広島市内2か所の保険薬局(同一グループ)で、月・木の週二日、一人薬剤師として働いています。

さて今年は、新型コロナウイルスに翻弄された激動の第一年目になりました。
おそらく、このパンデミックが来年中に完全終息することはないと思われます。

私の勤務先でも、緊張の日々が今後も続くことになりそうです。

情報リテラシーの向上を目指して

コロナ禍の中で、世間では様々な情報が飛び交い、どれが真実か一見しただけでは判断がつきかねる状況が続いています。

信頼できる情報はどこにあるのか、そしてそれをどのように理解したらよいのか、with/after コロナの世界で、New Normal(新しい日常)を生き抜いていくためには、情報リテラシーの向上が必須と言えそうです。

一般市民の一人ひとりが、自分の頭で考えて行動するために、今こそ「文科系と理科系の教養を併せ持つ必要性」(作家・佐藤優)があることを痛感します。

サリドマイド事件~世界最大の薬害~

催奇形性を有するアビガン錠(抗インフルエンザ薬)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する国内3番目の治療薬として、今まさに追加承認されようとしています。

同じく催奇形性を有する薬物としては、かつて睡眠・鎮静剤として使用され大きな被害を出したサリドマイドがよく知られています。

サリドマイド製剤は、1960年(昭和35)前後に世界40か国以上で販売され、世界最大の薬害事件(四肢短縮などの奇形)を引き起こしました。

今年5月、そのサリドマイド被害者ご本人からメールを頂きました。
初めての経験です。

この方は、「サリドマイド訴訟に加わることも、和解後の認定を受けることもしなかった」、つまり未認定の方です。
「やむにやまれぬ諸般の事情で、名乗り出ることができなかった」のです。

そのほか、サリドマイドによる障害であると気付いていない方など、サリドマイド被害者は、認定309名(日本の場合)以外にも実在することが分かります。

この度、サリドマイド関連の事実関係について、さらなる見直しを行い、自著『サリドマイド事件~世界最大の薬害 日本の場合はどうだったのか~』(アマゾンKindle版)を第4版(2020年5月20日)としました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00V2CRN9G

なお、Web版もありますが、図版は省いています。
Kindle版には、図版の詳細な説明も付けています。

サリドマイド事件と情報リテラシーの向上

サリドマイド事件について見直す中で、信頼できる著者や書籍であっても、見過ごすことのできない間違いが幾つもあることに気付きました。

そこで、改めて『サリドマイド事件(第4版)』から最重要項目のみを抜き出して、自分用の『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』作成を試みました。

それが、『サリドマイド事件と情報リテラシーの向上』(アマゾンKindle版、2020年10月1日)です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08KGT9VLT/

同書では、「データを基に世界を正しく見る習慣」をつけるために、保険薬局の薬剤師として手の届く限りではありますが、とことん事実関係を追及しています。

なお、『サリドマイド事件と情報リテラシーの向上』はコンパクト版です。
文章や図版の詳細な説明については、必要に応じて完全版『サリドマイド事件(第4版)』をご覧ください。

オンディマンド(ペーパーバック版)の発行

『サリドマイド事件と情報リテラシーの向上』について、オンディマンドで1冊ずつ注文のたびに印刷できるペーパーバック版(紙の本)を作成しました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08KGT9VLT/
(2020年11月1日)

インプレスR&DによるNextPublishingというシステムを利用しました。
次のようなものです。

POD(プリントオンデマンド/必要部数だけ印刷する技術)を活用した、まったく新しいかたちの「内容・価格を自由に決める」個人出版支援サービスです。
特別なスキルは不要。
原稿(PDF)があればOKです。
1冊から無料で本を作って、誰でもかんたんにAmazonで販売できます。

もちろん、紙の本なので、電子書籍と違って印刷費はかかります。
しかし、それ以外は基本的に全て無料です。

私の場合、紙の書籍の原稿(PDF)は、以下の手順で作成しました。
注)私のKindle書籍(電子ブック)は、epub形式で作成しています。

  1. 原稿(PDFファイル)を作るため、Wordを用意します。
  2. Wordの中に、電子書籍の内容(テキスト文章と図版)を移します。
  3. 完成したWord原稿を、PDFファイル形式で書き出せば完成です。

なお、本の作成は、必ずしも公に出版することを前提とするものではありません。
例えば、個人用に手持ちするためだけの製本も、一冊から印刷可能です。
その場合でも、原稿ファイルの保管料などの費用は一切発生しません。

「いしずえ」オフィシャルWebは、修正されませんでした。

この項は、以下のページに追記(移動)しました。
⇒「サリドマイド被害者のための福祉センター「いしずえ」
(2021/01/16)

以下、参考資料

現職の国会議員、新型コロナウイルス感染症で死去

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の今年(2020年)最大の波が年末に襲来しています。

そうした中で、先日(12月27日)、現職の国会議員(男性、参議院議員)がCOVID-19によってお亡くなりになりました。
持病があったとはいえ、53歳の若さでした。

心よりご冥福をお祈りいたします。

議員が発熱したのは12月24日であり、翌25日にはPCR検査を電話予約(2日後の27日検査予定)しています。
そして、検査当日(12月27日)、秘書が運転する車で医療機関に向かう途中、容態が急変して車中で意識を失いました。
救急車を要請しましたが、搬送先の病院(東京都内)で死亡が確認されました。

そしてその後の検査で、新型コロナウイルスに感染していたことが判明しました。

現職の国会議員が、発熱後すぐに医療機関を受診しなかったのはなぜか、そして、PCR検査の予約を2日後まで待たなければならなかった理由は何なのか、危機管理の観点からは種々の疑問が残ります。

COVID-19ワクチンに関する提言(第1版)を公開/日本感染症学会

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する特効薬がない中で、COVID-19ワクチンの開発・普及が全世界的な急務となっています。

厚生労働省には、過去のワクチン行政の失敗(MMR、ジフテリアや子宮頸がんワクチンなど)を踏まえて、有効性・安全性が担保されたワクチンに正確な情報を添えて供給する義務があります。
そして一般国民には、それでも残るリスクを取るか取らないか、自ら判断する覚悟が求められています。

そうした中で、CareNetニュースは、12月30日、日本感染症学会による「COVID-19ワクチンに関する提言(第1版)」について、下記のような紹介記事を掲載しました。

https://www.carenet.com/news/general/carenet/51453?utm_source=m1&utm_medium=email&utm_campaign=2020122404

欧米では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの接種が2020年12月初旬に開始され、わが国でも接種開始が期待されている。
日本感染症学会では、学会会員および国民に対し、現在海外で接種が開始されているCOVID-19ワクチンの有効性と安全性に関する科学的な情報を提供し、それぞれが接種の必要性を判断する際の参考にしてもらうべく、COVID-19ワクチンに関する提言(第1版)を作成し、12月28日、学会サイトに公開した。
今後、COVID-19ワクチンの国内外における状況の変化に伴い、内容を随時更新する予定という。(適宜改行を加えた)

同記事では、参考として、提言全文(PDFファイル)のURLも記載しています。
一般社団法人日本感染症学会ワクチン委員会「COVID-19 ワクチンに関する提言(第1版)」

その「COVID-19ワクチンに関する提言(第1版)」を読むと、最後に「終わりに」として、以下のように結んでいます。

ワクチンも他の薬剤と同様にゼロリスクはあり得ません。
病気を予防するという利益と副反応のリスクを比較して、利益がリスクを大きく上回る場合に接種が推奨されます。
国が奨めるから接種するというのではなく、国民一人一人がその利益とリスクを正しく評価して、接種するかどうかを自分で判断することが必要です。
そのための正しい情報を適切な発信源から得ることが重要であり、国や地方公共団体および医療従事者はそのための情報発信とリスクコミュニケーションに心がける必要があると考えます。
COVID-19 の終息に向かって有効で安全なワクチンが、今後正しく理解され、広く普及してゆくことを願っています。(適宜改行を加えた)

同提言には、間もなく日本でも始まるであろうCOVID-19ワクチン接種について、一人ひとりが知っておくべき情報は、漏れなく書かれていると言ってよいでしょう。

ただし、その内容を全て読みこなすには多少の知識が必要です。
信頼できる医療関係者などから話を聞いて、それらを正しく理解する能力もまた情報リテラシーの一つと言えるでしょう。

アビガン錠は切り札となるか

アビガン錠(抗インフルエンザ薬)が、一部識者からは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療の特効薬的な存在として紹介されています。

ただし、2020年現在、アビガン錠はCOVID-19治療薬として国から認められているわけではありません。

そこで、アビガン錠をCOVID-19治療薬として追加承認するための手続きが進められています。
しかしながら、2020年末までには決着がつきませんでした。

アビガン錠の追加承認見送り・2020/12/21

厚生労働省は、12月21日、薬事・食品衛生審議会の部会を開きました。

そして、アビガン錠の製造販売元である富士フィルム富山化学(株)が提出した「抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」の製造販売承認事項一部変更承認申請(一変申請)」について審議しました。

同部会の審議では、アビガン錠のCOVID-19に対する有効性を現段階で明確に判断することは困難である、とされ継続審議となりました。

つまり、アビガン錠が2020年中に追加承認されることは無くなりました。

真の専門家は誰か、確かめてみよう

アビガン錠の追加承認をめぐっては、識者の間でも意見が分かれています。

例えば、以下のお二人の先生方の投稿は、真っ向から対立しています。
両方の記事を読み比べることによって、情報リテラシーは限りなく向上することでしょう。

まず、アビガン錠の追加承認見送りを受けて、メディカルトリビューンに、以下の記事が掲載されました。(2020年12月22日 15:23配信)

整形外科・川口浩
「アビガン承認見送り」の茶番
~「医療のアマチュア」と「無責任な為政者」がもたらす悲劇~
https://medical-tribune.co.jp/rensai/2020/1222534114/

そして、この川口浩先生の投稿に対する反論記事が、同じくメディカルトリビューンに掲載されました。(2020年12月28日 16:47配信)

筆者は岩田健太郎先生です。

感染症・岩田健太郎
コロナはインフルの類なんて寝言を言うな!
本論の前に:アピガン承認見送りは妥当な判断だ(導入部分の文章)
(Web作者注、誤:アピガン、正:アビガン(一般名:ファビピラビル))
https://medical-tribune.co.jp/rensai/2020/1228534295/

川口・岩田両先生は、共にメディカルトリビューンの連載記事(Doctor’s Eye)の著者です。
それぞれご自分の連載枠を持っており、今回はそれを使った記事となっています。

岩田健太郎先生の投稿の書き出しは、次のようになっています。

川口氏は「『ファビピラビルの承認見送り』の学術的根拠はあまりに希薄であり、サイエンスの公正性、国民の健康を無視した、ルール違反に基づいている。ここまで来ると、混乱、迷走を通り越して、茶番劇である」と、厚生労働省に対して容赦ない批判を行っている。

岩田先生は、記事本文の中で、川口先生の「「アビガン承認見送り」の茶番」と題する厚生労働省批判に対して、「アビガン錠の承認見送りは妥当な判断」との見解を示しています。

両先生の主張の是非はひとまずおくとして、私自身は、岩田先生が示された以下の基本原則に対して全面的に賛同いたします。

リスクを許容できるだけの大きなメリットがなければ、臨床現場での使用は容認されない。

アビガン錠は、あくまでもの軽症・中等症までの患者の治療薬と考えられます。
そうした薬物の副作用として、催奇形性などが許容できる範囲の副作用であるかどうか、リスク&ベネフィットの観点から検討すべきであると考えます。

アビガン錠の追加承認とは何か

アビガン錠の追加承認とは、アビガン錠(抗インフルエンザ薬)を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として認め、広く一般に使用できるようにすることを意味します。

アビガン錠は、既に以下のような効能・効果を有する薬物として、製造販売承認を取得(2014年3月24日)しています。(アビガン錠200mgの添付文書より)

【効能及び効果】
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分なものに限る。)

アビガン錠には催奇形性があり、通常のインフルエンザウイルス感染症で使われることはありません。
来るべき新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症に対して、既存の抗インフルエンザ薬が全く耐性になったときに備えて、日本国政府によって一定量が備蓄されています。

なお、アビガン錠は、劇薬・処方箋医薬品に指定されていますが、薬価基準には収載されていません。

アビガン錠の立ち位置は?

富士フィルム富山化学(株)の試験は、COVID-19の患者を対象にした単盲検ランダム化多施設共同比較試験です。

対象患者は、人工呼吸器をつけていない入院患者です。
つまり、軽症・中等症までの患者ということができます。

そして同試験の結果をみると、アビガン錠投与によって、PCR検査で陰性になるまでの期間が2.8日短縮されたというレベルの内容となっています。(対照群14.7日→介入群11.9日)

COVID-19の大多数は、通常は治療薬なしで自然に治癒します。
そこで、COVID-19の治療薬として最も必要とされるのは、重症化を防ぎ死亡リスクを低下させることです。
アビガン錠に、そこまでのパワーは期待できそうにありません。

それに対して、アビガン錠には催奇形性があります。
また、尿酸値上昇や肝機能異常など、副作用が多く出ています。

アビガン錠に、そのリスクを取る価値があるかどうかが問われています。

追記

ポビドンヨードうがい液は新型コロナウイルス感染の拡大予防に役立つか
(吉村洋文・大阪府知事のまやかし)

ケネディ暗殺と宇宙中継(そして奇跡の日本語ナレーション)
追記:2020年12月
今年2月、KDDI MUSEUM(東京都多摩市)を設立準備中の関係者から、当Webを見たと言って突然のメールを頂いた。
同MUSEUMは、日本における国際通信の歴史などを紹介する史料館として、近々リニューアルオープン予定とのことである。
そして、その中の衛星通信コーナーの映像で、前田治郎さん(故人)のナレーションを使いたいとのこと。
そのためには、ご遺族の承諾が必要であり、私がその仲立ちをすることになった。
先様からは早速ご快諾を頂き、直接二人でご挨拶に伺いたかったのだが、このコロナ禍で年末まで延び延びとなっている。

日本海海戦(東郷ターンは丁字戦法ではなかった)
追記:2020年7月
さる著名な戦史研究家からメールを頂いた。
丁字戦法に関することなのだが、私の理解が追い付かず、このページにはまだ何も手を付けることができないままとなっている。

朝ドラ「あすか」-和菓子と考古学
追記:2020.9.27
「あすか」でヒロインを演じた竹内結子さんがお亡くなりになった。
このWebページのアクセス数が急増したことで初めて知った。
まだ40歳という若さであった。
心よりご冥福をお祈りいたします。

2020年(令和2)年頭にあたって

2020年(令和2)年頭にあたって

はじめに

令和最初の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

今年は庚子(かのえ ね)、そして私は年男です。還暦からさらに一回りしたことになります。

昨年の検査報告書(2019/10/10)には一点の曇りもないものの、私の怠け心から山行再開を果たすことができず、ズボンをほとんどダメにしてしまいました。(メタボ体型)

保険薬局の薬剤師として

私は、一昨年末(2018年11月)から、広島市東区の保険薬局で働いています(週1日+α)。

循環器内科の処方箋が多く勉強になります。もう一度本気で薬関連の記事を書いてみようと考えています。

⇒「日本の薬害・公害(Akimasa Net)

広島湾岸トレイルを歩く

一昨年の「平成30年7月豪雨」(西日本豪雨)では、広島県内でも山崩れなど甚大な被害を被りました。

広島湾岸トレイル(総距離300Km近く)の各山域も例外ではなく、ルート変更を余儀なくされた箇所も幾つかあります。ただし、多くの人たちの必死の努力によって「歩く山旅コース」は再建されました。

そして今年9月22~24日、その広島湾岸トレイルを舞台にした国際ウルトラトレイルランニングレース(広島湾岸TRAILRUN)の第1回大会が開催されることになりました。

広島湾岸TRAILRUNは、距離100Km以上というウルトラトレイルランの国際規格を有した大会になります。3月22日にはプレ大会(広島湾岸TRAILRUN EAST 47K)の開催が決定しています。

さて、ここしばらく私の山行に付き合ってくれていた孫たちは、サッカー(中1)や陸上(小3)を始めて楽しくやっているようです。そのほかの孫(成人二人、小2一人)も元気です。

私自身は、しばらくお休みしていた広島湾岸トレイルの整備(草刈り)から活動再開予定です。

⇒「ひろしま百山(私の踏み跡)Akimasa Net

Web&電子書籍

「記録は残すべき」というのが私の活動方針です。

Webそして電子書籍共に手探りながら、少しずつ楽しくやっています。

電子書籍発行状況(アマゾン Kindle版)は以下のとおりです。

昨年は新刊がなかったのが残念です。そうした中で、改訂版では、電子書籍ファイル(EPUB:イーパブ)の最新規格に沿った修正をしています。もちろん、書籍内容はなお一層充実したものになっています。

⇒「著者ページ(Amazon)

  • 「サリドマイド事件(第3版)」世界最大の薬害 日本の場合はどうだったのか(2019/10)
  • 「クマは人を食うか(第3版)」日本列島1万頭のクマはどこへ行く(2019/09)
  • 「坊がつる讃歌 誕生物語(第2版)」広島高師をめぐる人と人のつながりを追って(2019/03)
  • 「白神山地と世界遺産登録」北村・青森県知事による青秋林道建設の見直し発言(2018/12)
  • 「幻の焼杉山三角点を求めて」残雪の広島・島根県境尾根を行く(2018/04)
  • 「孫と歩く」ユネスコ世界文化遺産の島・厳島(2018/01)
  • 「塩野義製薬MR生活42年(第3版)」ある医薬情報担当者の半生(2017/06)
  • 「細見谷渓畔林と十方山林道」廿日市市の宝(2015/05)

今後に向けて、プロモーション活動を模索中です。

1964年東京オリンピック(10月10日~24日)

第18回オリンピック競技大会(東京五輪)の時、私は高校2年生(陸上競技部所属)でした。

今年の東京オリンピック・パラリンピックではどのようなドラマが待っているのでしょうか。アスリートファーストの素晴らしい大会となることを願っています。

  • 坂井義則さん(早稲田大学1年生)
  • 東京五輪・聖火最終ランナー
    聖火トーチを掲げて国立競技場のトラックを堂々と走る懐かしい映像を見るたびにあの日を思い出します。
    広島県三次高等学校(現・広島県立三次高等学校)出身
    私が廿日市高校1年の時、3年生の彼と1,600m(4×400m)リレーで一緒に走ったように記憶しています。於:広島県総合グランド(広島市西区)

  • 円谷幸吉さん(自衛隊体育学校)
  • 東京五輪・男子マラソン3位
    国立競技場内でヒートリー選手(英国)にかわされたシーンは忘れられません。
    現・福島県須賀川市出身

  • 君原健二さん(八幡製鉄)
  • 東京五輪・男子マラソン8位⇒メキシコ大会2位
    現・北九州市小倉北区出身、円谷幸吉さんと同学年、私の7学年上
    君原さんのコーチとして有名な高橋進さんは広島県佐伯郡(旧)出身。その佐伯陸協B(郡市の部)チームのメンバーとして、私は中国駅伝(1965年1月、全国都道府県対抗男子駅伝競走大会の前身の大会)で、区間こそ違え君原さんと同じ駅伝を走りました。

  • 織田幹雄さん(日本陸上競技選手団総監督)
  • 日本人初のオリンピック金メダリスト/1928年アムステルダムオリンピック三段跳び優勝(15m21cm)
    旧制広島一中(現・広島県立広島国泰寺高等学校)から広島高等師範附属臨時教員養成所を経て早稲田大学へ
    円谷幸吉さんをマラソンに転向させる。また、自身が東京五輪聖火最終ランナーの有力候補に挙がっていたが、「ぜひ戦後生まれの若いランナーに」と提言した。なお、高橋進さんも旧制広島一中出身(東京高等師範学校卒)である。

  • 猫田勝敏さん(日本専売公社広島地方局)
  • 東京五輪・男子バレーボール3位⇒メキシコ大会2位⇒ミュンヘン大会優勝
    広島県安佐郡出身(現・広島市安佐南区)世界一のセッター
    私の4学年上、小学校時代の猫田さんを安佐郡の小学生バレーボール大会で見たことがあるかもしれません。

⇒「団塊の世代一代記(Akimasa Net)

おわりに

今年一年の皆さま方のご多幸を心から祈念いたします。

山本明正

2019年(平成31)年頭にあたって

2019年(平成31)年頭にあたって

はじめに

平成最後の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

なお、昨年(2018年)は年頭のご挨拶を失礼しておりますので、2017年(平成29)からの流れの中でまとめさせていただきます。

追記(2019/06/21):

心房細動に対するカテーテルアブレーション後1年目の診察を受け、完治したとの判断が下されました。この半年間全く自覚症状(心臓の違和感)はなく、また今回の心電図にも異常はありませんでした。今後は、かかりつけ医における通常の診察(高血圧及び脂質異常症)の中での経過観察となります。

保険薬局の薬剤師として

私は、昨年7月(2018年)まで、保険薬局のパート薬剤師として働いていました。(JR呉線坂駅付近、広島県安芸郡坂町)

ところが、7月6日(金)午後6時台に勤務を終えて退出した直後、「平成30年7月豪雨」(西日本豪雨)に襲われて店舗が水没、再建不可能との経営者判断で失職しました。(なお1店舗のみの経営)

そして昨年末(2018年11月)、紹介してくださる方が有り、別の保険薬局で働き始めたところです(週1日+α)。今現在、職場の環境に慣れるため日々資料を手に取って眺めています。

私は、塩野義製薬(株)を定年後再雇用満期4年(満64歳)で退職した後、2012年2月(平成24)に保険薬剤師として業界に飛び込みました。

最初は正社員としてフルタイムで働き、その後少しずつ勤務日数を減らしていきました。そして、5年半勤めて2017年7月末(平成29)に退職をしました。(その間、正社員からパート勤務へ変更)

最初の保険薬局を退職後、再就職したのが今回水没した店舗でした。2017年10月(一昨年)から2018年7月(昨年)まで約9か月間勤めたことになります。

その間、業務に慣れないこともあり山行の回数も減ってしまいました。また、年頭のご挨拶も欠いてしまいました。

再びカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)実施

昨年(2018年)、山行の回数が減ったのにはもう一つの理由があります。昨年3月末ごろから「心房細動」が起きるようになり、その対応を考えながら勤務を続けていたのです。

主治医と相談した結果、12年前に「心房粗動」(右心房)でカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)を受けた担当医の元で、今度は左心房に対する同様の処置を受けて完治しました。(土谷総合病院、広島平和記念公園南側)

手術は6月末(4泊5日入院)のことで、退院した翌週に店舗が水没してしまいました。健康に関する懸念も無くなり、さあこれからというところでしたので、職場を失ったのはさすがにショックでした。

なお、今回のカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)後の経過は順調で、最初の3か月間こそ山行自粛(実際には経験したことのない極暑続きで山行不可能)となったものの、年末の心電図及び心音は非常にきれいだとお墨付きを頂きました。

一般血液検査では、高血圧・脂質異常症で服薬中ではあるものの異常値はありません。今後は、情けない程やせ細った大腿部に再び筋肉を付けるべく、山行も無理せず再開するつもりです。

Web&電子書籍

懸案事項であったWebの「WordPress」化は、2017年~2018年で一応完了しました。しかしながら、無手勝流の移行となったため、アクセス数を大幅に減らしてしまいました。

さて、「記録は残すべき」というのが私のWeb運営方針です。

私の記事の中には後世に残しておきたい資料もありますので、順次見直しを図りながら態勢を整え直していくつもりです。昨年末現在で、少しずつながらアクセス数が増加傾向にあるのが励みです。

電子書籍発行状況(アマゾン Kindle版)は以下のとおりです。⇒著者ページ(Amazon)

  • 「白神山地と世界遺産登録」北村・青森県知事による青秋林道建設の見直し発言(2018/12)
  • 「幻の焼杉山三角点を求めて」残雪の広島・島根県境尾根を行く(2018/04)
  • 「孫と歩く」ユネスコ世界文化遺産の島・厳島(2018/01)
  • 「クマは人を食うか」日本列島1万頭のクマはどこへ行く(2017/09)
  • 「坊がつる讃歌 誕生物語」広島高師をめぐる人と人のつながりを追って(2017/07)
  • 「塩野義製薬MR生活42年(第3版)」ある医薬情報担当者の半生(2017/06)
  • 「サリドマイド事件(第2版)」世界最大の薬害 日本の場合はどうだったのか(2016/10)
  • 「細見谷渓畔林と十方山林道」廿日市市の宝(2015/05)

今後に向けて、プロモーション活動をどうすべきか思案中です。

おわりに

今年一年の皆さま方のご多幸を心から祈念いたします。

山本明正

2017年(平成29)年頭にあたって

2016年(平成28)年頭にあたって

はじめに

2015年1月(平成27)、つまり昨年の1月、67歳になった私は「77歳喜寿までの10年間を黄金の10年」と定めました。そして、まず最初の一年間(2015年)を通して、「薬」、「本」、そして「山」という三つの柱を活動の中心に据えることができました。そうした中で、私はエストリビューター(総合電子出版代理人)になる決心をしました。

そこで、2016年(平成28)の年頭にあたって、このWebサイト「エストリビューターへの道」を立ち上げることにしました。

続きを読む →

2017年(平成29)年頭にあたって

はじめに

私は、昨年4月(2016年)、勤務形態を正社員(週4日)からパートタイム勤務に変更しました。そして、引き続き保険薬局にて週3日(火・水・木)フルタイムで働いています。

薬(勤務と広島医療情報研究会(主に広島県内の薬剤師による勉強会)参加)と山(広島湾岸トレイル活動)、そして本(電子書籍作成)でそれなりに忙しく過ごしています。

私は、一昨年(2015年6月)から広島湾岸トレイル構想に参加しています。

広島湾岸トレイルとは、広島湾岸を取り巻く4市5町を「歩く山旅」構想です。広島市、呉市、江田島市、廿日市市、安芸郡府中町・海田町・坂町・熊野町、そして山県郡北広島町を一周する全長約289.1㎞の「ロングトレイル」になります。

広島湾岸トレイル協議会(HWT協)が、昨年4月(2016年)の設立総会で正式に発足しました。HWT協の目的は、「広島湾岸トレイルの開発、維持、管理、運営をすることでコース周辺市町の地域振興、観光振興、登山振興を図る」ことです。私は、HWT協の監事を務めています。

HWT協には、各地域の山・環境団体が団体会員として参加しています。そのほか、これら団体に所属しない個人を対象にした広島湾岸トレイル倶楽部があり、私はその代表を務めています。

私は、昨年4月(2016年)、EWA(一般社団法人日本電子出版作家協会)公認のエストリビューター(総合電子出版代理人)になりました。エストリビューターとは、「電子出版を行いたい著者(企業)に対して、出版支援をする人」と定義されます。

私はその技術(ePub形式の製本)を生かして、自著二冊(アマゾン Kindle版)をプロ仕様で作り直しました。『塩野義製薬MR生活42年(第2版)』と『サリドマイド事件(第2版)』です。

初版(2015年刊)は二冊共、インターネット情報を頼りに私が自己流で作ったものです。表紙(カバー)もWindows付属のペイントで自作しました。第二版では、いずれの表紙(カバー)もプロのデザイナーさんにお願いしました。

『細見谷渓畔林と十方山林道』(2007年10月刊)

2017年は、自著『細見谷渓畔林と十方山林道』を電子書籍化することから始めます。

私の広島湾岸トレイル(歩く山旅)の原点は、西中国山地の細見谷渓畔林(けいはんりん)にあります。細見谷渓畔林は、広島・島根県境尾根に接する廿日市市(はつかいち~し)吉和地区(広島県)にあって、細見谷川上流の狭い谷底や斜面に発達した美しい水辺林となっています。

自著『細見谷渓畔林と十方山林道』は、私の出版活動の原点であり唯一の紙書籍(自費出版)です。豪雪地帯の西中国山地にある生物多様性の宝庫・細見谷渓畔林をめぐる出来事について書いています。

一昨年(2015年)には、同書を分割して電子書籍化することを試みたのですが、どうにもうまくいきません。半分くらいを出版してその後は放置状態になっています。

私は、昨年4月(2016年)、エストリビューター(総合電子出版代理人)になりました(前述)。それを機に、自著をきちんとした形で電子書籍化することにしました。

実は同書は、出版直後に出版社が倒産したため、正規の書店ルートでは流通していません。しかし幸いなことに、アマゾンに書籍データが登録されたままになっており、現在でもアマゾンで古書として流通しています。

本書を電子書籍化することによって、書籍流通の簡素化及び絶版回避ができるものと考えています。

『塩野義製薬MR生活42年(第2版)』(2016年4月刊)

2017年は、さらに「ディオバン事件とMR(医薬情報担当者)」に関する項目を追加する予定です。

同書(第2版)は、昨年4月(2016年)、新たに幾つかの項目を追加して決定版としたつもりでした。

しかし、山崎力著『医師もMRも幸せにする患者のための情報吟味―ディオバン事件以降の臨床研究リテラシー 』SCICUS(2014年刊)を読んで考えました。以前から気になっていたディオバン事件について、その本質を捉えた文章だったからです。

「ディオバン事件(ディオバンじけん)とは、高血圧の治療薬であるディオバン(一般名:バルサルタン)の医師主導臨床研究にノバルティス日本法人のノバルティスファーマ社の社員が統計解析者として関与した利益相反問題(COI: Confilict of Interest)、および、臨床研究の結果を発表した論文のデータに問題があったとして一連の論文が撤回された事件を指す」。ディオバン事件 – Wikipedia(2016年12月30日閲覧)

山崎著では、研究活動にお金が掛かることは当然だとしています。例えば、医師主導臨床研究として行われたディオバン事件について考えてみましょう。

ディオバンに関わる膨大なデータはメーカー(ノバルティスファーマ社)が持っています。医師主導臨床研究で得られたデータをそれらのデータと突き合わせることによって、より詳細(正確)な解析が可能となります。つまり、データの信頼性が高まります。

メーカー(ノバルティスファーマ社)の膨大なデータを取り扱えば、当然お金は掛かります。しかし、お金の出所を明らかにした上で、統計解析をきちんと行えば何も問題はない、そのための仕組み作りが大切として、種々の具体的な提案をしています。

MR(医薬情報担当者)には、そうしたデータ解析の前提と結果をきちんと理解する能力が求められます。

『広島湾岸トレイルを歩く』(未完)

2017年は、既存の上記2冊を仕上げた上で(期限3月末まで)、山関連の電子書籍を1冊作成しながら、広島湾岸トレイルの書籍も発行したいと考えています。

ただし、その形がどのようなものになるのか、今のところ未定です。

『記者ハンドブック(第13版)』(2016年3月刊)

最近の私は、「常用漢字表」(2010年内閣告示)及び「送り仮名の付け方」(1973年内閣告示)を意識して文章を書いています。

具体的な参考書として最初に買ったのは、廣瀬菊雄著『公用文表記の基礎知識』矯正協会(1992年刊)です。

2010年内閣告示(新常用漢字表)の内容が反映されていない旧版です。しかしながら、複数の漢字のうちどれを使うべきか、そして送り仮名はどうするのか、あるいは漢字ではなく平仮名にすべきなのかなど、公用文作成に長年携わってきた著者による信頼感あふれる書籍となっています。注:2012年改訂増補版有り

ぎょうせい公用文研究会編『最新公用文用字用語例集』ぎょうせい(2010年刊)も、用字用語の例数が多くて重宝します。定評のある書籍だそうです。

私は、昨年(2016年)から、共同通信社編著『記者ハンドブック(第13版)新聞用字用語集』共同通信社(2016年3月刊)を使っています。

その広告文には、「29年ぶり大改定! 新常用漢字に対応! 書き方の基本、豊富な用例、充実の資料。日本で最も多くの記者が使っている文章執筆のための必携書」とあります。

地方紙の新聞記者のほぼ全ての方が使っているようです。私もWeb上で文章を書くことが多く、『記者ハンドブック』のスタイルで行こうかなと思ったのですが、特に次の点が嫌いで、その全てを受け入れることができていません。

約10か月後(公用文)⇒約10カ月後(記者ハンドブックp.180)
4月1日付け(公用文)⇒4月1日付(記者ハンドブックp.345)

そのほか、公用文では、副詞(漢字を用いる)と接続詞(平仮名)で違う場合が多くあります。しかし、記者ハンドブックでは、副詞もほとんどが平仮名としています。

また、『記者ハンドブック』p.94では、送り仮名の付け方について、「内閣告示の「本則(例外を含む)」に統一し、「許容」は採用しない」としています。

これに対して、公用文の場合には、例えば(複合語の場合)、取り消す(送り仮名を付ける)→取消し(送り仮名を省く)→取消処分(送り仮名を付けない)のように変化します。

Web上でよく見かける、お「問合せ」(公用文)⇒お「問い合わせ」(記者ハンドブック)は分かりやすい例かもしれません。

いずれの方式を用いるにしても、一つの文章、一つの書籍全体では統一した表記が求められます。私は自分用の用字用語集(基本は公用文)として、『記者ハンドブック』に書き込みを入れながら整理をしています。

ホームページ(WordPress)移行

今まで便利に使っていたホームページソフトが開発中止になるというので、昨年から世界的に大きなシェアを誇るWordPressに移行中です。今年2017年中には、主なページで引っ越し作業を完了したいと考えています。

広島湾岸トレイル倶楽部の活動方針

【理念】

太田川流域の里山・里海を守り・育て、次世代に引き継ぐ。

【目的】

広島湾岸地域で育まれた里山や里海の美しい自然及び歴史・文化遺産を尊重し、もって地域社会における持続可能で豊かな社会生活の発展に寄与するものとする。
⇒(規約第3条)

【手段】

(目的達成のため)、広島湾岸トレイルの開発、維持、管理及び運営を目的として組織された広島湾岸トレイル協議会に加盟団体として参加する。その上で、協議会の運営に積極的に協力するものとする。
⇒(規約第4条)

【マインドセット】

1)「個」の時代の「今」を楽しく生きる
2)自然とは、祖先からの授かり物ではなく、子孫からの預かり物である
3)できるとき、できることを、できるだけ

おわりに

今年一年の皆さま方のご多幸を心から祈念いたします。

山本明正

2016年(平成28)年頭にあたって