AKIMASA.NET >> 細見谷渓畔林と十方山林道(出版計画)

 

<シシガ谷コース>


シシガ谷コースは、十方山に一番手軽に登ることができるコースだ。登山口は、十方山林道(二軒小屋基点)の水越峠(標高990m台)手前約300m地点で、林道が右に蛇行している所(標高960m台)の左側にある。そして、そのすぐ先(水越峠寄り)には、右側に恐羅漢山登山口(旧羅漢山〜恐羅漢山)がある。ただし、2006年11月に大規模林道工事が始まったので、その後一般登山者が通行可能かどうかは不明だ。

二軒小屋から水越峠手前の登山口までは十方山林道を歩く。両側は背丈ほどのササが覆い、ブナ、ミズナラに混じってミズメが多く見られ、ウリハダカエデ、リョウブ、ウツギ、ハウチワカエデ、ホオノキ、イタヤカエデ、ハリギリ、アカシデ、ビロードイチゴ、イタドリ、オタカラコウ、ダイモンジソウなどが見られる。

シシガ谷左岸には、論所から流れ落ちる水流に沿って林道が付けられており、それに従って谷に入る。なお、この林道は現在では廃道気味で車で入ることはできない。林道終端部からさらに登ると、沢に接するようになり、岩場のよい水場となっている。

沢沿いの水場までは、草・低木ではマルバダケブキ、ビロードイチゴ、ハスノハイチゴ、ヤマアジサイ、ヤマシグレ、ニワトコ、ノリウツギ、イタドリなどが見られ、中高木にはミズメが目立つ。明るい湿地が続き、ショウジョウバカマ、ヨシノアザミ、ビロードイチゴ、ミヤマフユイチゴ、ミヤマカタバミ、クサアジサイ、イヌガヤ、コアジサイなど見ながら行く。

沢を離れるあたりからスギの植林帯となり、山頂直下まで足元は岩混じりの荒れた湿地状態の登山道が続く。植林帯の間にミズメのほか、イヌガヤ、サワフタギ、コシアブラ、サルナシ、ヤマアジサイ、チャルメルソウ、ハスノハイチゴ、ヒメキンミズヒキ、ニワトコ、コチャルメルソウ、ツルアジサイ、ウリハダカエデ、ホオノキ、キハダ、コマユミ、クロモジ、ビロードイチゴ、ノリウツギなどが見られる。

植林帯が切れる頃から、イヌツゲ、イヌガヤ、ヤマアジサイなどとともに、ツルシキミ、スゲの仲間やオタカラコウなどが見られるようになり、緩やかに登っていくと、サワフタギ、リョウブ、アカマツなどに混じって八郎スギがポツポツ見られるようになって湿地が切れる。背丈ほどのササの袂に、イヌツゲ、レンゲツツジ、アカモノが見られるようになると山頂である。


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