AKIMASA.NET >> 細見谷渓畔林と十方山林道(出版計画)

 

<那須登山道>


那須コースは、那須集落上部の"林道風小屋線"終点から、藤十郎を経て、前三ツ倉で内黒峠縦走路と合流する登山道で、2003年(平成15年)地元の人によって整備しなおされている。終始樹林帯の中を行くコースで、展望はほとんどない。

取り付き口:

中国自動車道(戸河内インター)から国道191号を三段峡方面に向う。やがて、安芸太田町戸河内にある町役場前を通過する。しばらくして、太田川合流点付近の信号を左折した所にある明神橋で柴木川を渡る。右に広島県道252号(恐羅漢公園線、内黒峠〜二軒小屋方面)を分け、直進して広島県道296号(吉和戸河内線)に入り、太田川左岸をさかのぼる。

打梨発電所(中国電力)を川向こうに見て500mほど行き、右手の那須集落に向ってどんどん登る。そのまま那須集落の中を沢沿いに通り抜けて、左手の林道風小屋線(標高600m台)に入る。地形図の黒線(舗装、幅員4m)に沿って大きくうねりながら高度を稼いでゆく。

林道終点部は、地形図よりももっと延びており、北から大きく回りこんで、かつての作業道(地形図点線)に接する地点(標高690m前後)で行き止まりとなる。そこには、乗用車が十分旋回できるスペースがある。足下にササをみる。

注:2006年7月現在、広島県道296号(吉和戸河内線)には道路工事中の箇所があり、戸河内側から那須に行くことはできない。那須に行くには、反対の吉和側から瀬戸谷入口コース登山口の前を通って回り込まなければならない。なお、戸河内〜吉和の移動には、国道186号(島根県江津市〜広島県大竹市)を使う。もちろん中国自動車道(戸河内インター〜吉和インター)もある。

那須登山道を行く:

さて、林道終点右端をほんの少し沢の方に下りて、昔の作業道(地形図点線)に乗る。左手に沢音を聞きながらゆったりと行く。作業小屋を過ぎ、標識(標高730m前後)にしたがってやや右(北側)に振る。

すぐに、地形図点線から離れて北側を西北西の方角に進むようになる。つまり、一本北側の沢を右手にしながら、ゆるい尾根を巻いてゆく。小さな沢に入って中尾根状態のところを少し登り、きれいな槇道を等高線に沿ってゆるやかに巻き上げてゆく。小尾根突端を巻いて、なおも槇道は延びる。標識(標高820m前後)で槇道を見送り左折、ゆるい小尾根に向けて直登(磁北から221度)する。標高940m前後で地形図点線の尾根に乗る。

谷筋を登り、やがて尾根に取り付くまでに、低木:コアジサイ、バイカツツジ、ミヤマガマズミ、サワフタギ、クロモジ、オトコヨウゾメ、中高木:ウラジロノキ、ヤマウルシ、タムシバ、リョウブ、ナツツバキ、高木:ミズナラ、イヌブナ、ブナなどを見る。

1050m前後に向けて急登を2回程繰り返す。急登が終わると、なだらかな登りを左に回りこむようにして、1120m台コブ〜藤十郎1200m台に向う。この時、1050m前後〜1120m台コブは、地形図点線よりかなり東側を登る。1120m台コブから藤十郎に向けて、地形図点線のやや東をほぼ尾根に忠実に登る。藤十郎手前で地形図点線ほどは蛇行しない。

尾根筋では、ミズナラ、ブナが多くなる。ミズナラの大木やイタヤカエデなどをみて、標高1000m付近まで、右側に植林(スギ)を見ながら登る。一度植林が切れ、すぐにヒノキ(一部スギ)の植林となる。あいかわらず足下はササであるが、ムラサキマユミなども見られる。ブナがやや多いものの、ミズナラは少なく、コミネカエデ、リョウブ、ホオノキなどを見ながら藤十郎に至る。

藤十郎からもほぼ尾根を追ってゆく。小岩を3つ程通り過ぎて、前三ツ倉1312mで内黒峠縦走路に合流する。合流地点は1312mピークそのもので、地形図点線のそれとは異なっている。地形図では、昔の那須登山道表示がそのまま残っているのであろう。

ブナや天然と思われる八郎スギの大木がポツポツあるものの、あまり大きくなっていないコミネカエデ、ホオノキ、ナツツバキ、ハウチワカエデ、コシアブラや、オオカメノキ、コマユミなどで明るい林の中を行く。(続きは、内黒峠縦走コース参照)


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