AKIMASA.NET >> 細見谷渓畔林と十方山林道(出版計画)

 

<関係当局の動きなど>


各委員会は調査不足を指摘

「環境保全調査検討委員会」は、第9回委員会(2005年11月28日)で緑資源機構の報告書(案)を承認した。これによって、十方山林道(細見谷林道)の拡幅舗装化工事着手に事実上のゴーサインが出たことになる。 ところが、委員会は全会一致で結審した訳ではなかった。座長を含む委員5名の内2名が付帯意見を提出して、「細見谷の自然を正しく評価するためには、まだまだ調査データが不足している」と主張したのである。

「期中評価委員会」(平成18年度)は、第4回委員会(2006年8月18日)で結審した。議事概要および「委員会の意見(別添資料)」は、林野庁ホームページ(2006年8月21日付け)で閲覧することができる。

大朝・鹿野線(細見谷渓畔林を含む)の項を読むと、路線全体としては「事業を継続することが適当と考える」としながらも、渓畔林部分および新設部分については、「地元の学識経験者等の意見を聴取しつつ引き続き環境調査等を実施して環境保全策を検討した後、改めて当該部分の取り扱いを緑資源幹線林道事業期中評価委員会において審議する」と述べるなど、厳しい条件を付したものとなっている(本文「期中評価委員会と住民投票を実現する会」参照)。

地元廿日市市の動き

「緑資源」幹線林道は、完成部分をその都度地元自治体に管理移管して行くことになる。したがって、十方山林道の大部分は、渓畔林部分を含めて完成後は廿日市市が管理することになる。その廿日市市当局の説明によると、緑資源幹線林道計画は「旧・吉和村」からの引継ぎ事項であり、その早期完成は住民の意思であるとしているものの、市当局自らが何らかの判断を示したことは今まで一度もない。そして、緑資源機構のうたい文句である"環境保全に配慮しつつ工事を進める"という文言を繰り返すのみである。*2003年(平成15年)3月1日、廿日市市と吉和村合併

2006年8月18日に「廿日市市における細見谷林道工事の是非を問う住民投票条例制定」について審議するための臨時市議会(廿日市市)が開かれた。これは、住民投票条例制定に関する直接請求の署名活動において、有効署名数が有権者数の約8.3%に達したことを受けて開かれたものである。残念ながら議題は当議会で否決されたため、住民投票は行われないことになった。しかし、署名活動期間わずか一ヶ月で、これだけ大量の署名が集まったという事実を無視することはできない。


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